「日帰り温泉でゆったりしたいのに、いつも人でごった返している…」そんなお悩みを抱えていませんか? 実は、混雑を避けて至福のひとときを過ごせる穴場の時間帯があるんです。それが、意外にも16時頃。夕方に差し掛かるこの時間がなぜ狙い目なのか、そしてその時間を最大限に活かすためのとっておきの方法を、具体的な体験談を交えながらご紹介します。
なぜ日帰り温泉が空いてる時間帯は16時台なのか?
日帰り温泉の一般的なピークタイムは、主に以下の2つです。
- 午前の部(オープン~昼過ぎ): 開店直後からお昼にかけては、朝風呂を楽しみたい人や、食事と合わせて利用する家族連れなどで賑わいます。特に週末は、お子さんの元気な声が響き渡ることも少なくありません。
- 夕食前の部(17時~19時頃): 仕事帰りや観光の締めくくりに立ち寄る人、あるいは夕食前にさっぱりしたいと考える人々が集中する時間帯です。
これらピークタイムの狭間にあるのが、まさに16時頃なんです。お昼から温泉を楽しんでいた利用者が、夕食の準備や帰宅時間を考慮して施設を出始める頃合い。一方で、夕方の混雑が本格化する前、ちょうど谷間のような時間帯にあたります。特に、小さなお子さん連れの家族は、夕飯の準備や就寝時間を見越して、この時間帯にはほとんど帰路についている傾向にあります。そのため、湯船も洗い場も比較的空いており、静かで落ち着いた環境で日帰り温泉を満喫できる可能性がぐっと高まるのです。
16時台から始める、日帰り温泉のとっておきの楽しみ方
日帰り温泉が空いてる時間である16時頃に施設に足を踏み入れると、想像以上に快適で贅沢な体験が待っています。
1. 広々とした湯船を独り占めする贅沢
混雑時とは比較にならないほど、湯船にはゆとりがあります。周りを気にすることなく、手足を思い切り伸ばして、じんわりと体の芯から温まることができます。源泉かけ流しの温泉であれば、その豊富な湯量をまるでプライベート温泉のように独り占めできるような、まさに至福のひとときを味わえるでしょう。洗い場もスムーズに使え、焦ることなくゆっくりと身を清めることができます。
2. 夕暮れから夜へ移り変わる幻想的な景色を堪能
露天風呂がある日帰り温泉施設なら、16時台から入浴を始めると、その時間ならではの特別な景色に出会えます。日中の明るい空が、夕焼け色に染まり、やがて星が瞬く夜空へと移り変わっていく様は、湯船に浸かりながら眺めることでより一層感動的になります。特に空気が澄んでいるこれからの季節は、その美しさが際立ちます。刻一刻と変化する自然のアートを眺めながらの入浴は、心に深い安らぎを与えてくれます。
3. サウナや休憩スペースも心ゆくまで利用
日帰り温泉施設によっては、サウナやリラックスできる休憩スペースが充実しています。混雑が緩和される16時台であれば、サウナ室もゆとりがあり、自分のペースでじっくりと汗を流し、”ととのう”体験を存分に味わえます。また、湯上がりの休憩スペースも比較的空いているため、リクライニングチェアで読書をしたり、うたた寝をしたりと、時間を気にせず心身ともにクールダウンできるのが魅力です。
4. 湯上がり後のスマートなプランニング
日帰り温泉が空いてる時間である16時頃から入浴を開始すれば、大体17時半から18時頃には温泉を出ることができます。この時間なら、施設内のレストランで早めの夕食をゆっくりと楽しんだり、近くにあるおしゃれなカフェでデザートを味わったりと、湯上がり後の選択肢が広がります。また、混雑する前に帰路につけば、スムーズに自宅へ到着し、温泉の余韻を存分に味わえるでしょう。
平日がさらにおすすめ!ただし、湯上がりビールは計画的に
この「16時台狙い」は、特に平日に真価を発揮します。週末に比べて全体的に利用者が少ないため、想像以上に静かで贅沢な時間を過ごせるでしょう。
私自身、以前に平日の16時頃、泉佐野の日帰り温泉を訪れたことがあります。湯船は空いてる時間で、露天風呂からは、茜色の夕焼けが広がり、まさに絶景でした。心ゆくまで温泉を楽しんだ後、地元で大人気の天ぷら屋さんへ直行。揚げたてのサクサクの天ぷらと、キンキンに冷えたビールを味わった時は、まさに至福の瞬間でした。つい気持ち良くなって、ビールをもう一杯…と頼んでしまいましたが、それが後で大変なことに。
温泉とビールで完璧にリフレッシュできた気分だったのですが、帰りの電車がちょうど会社の帰宅ラッシュと重なってしまったのです。ほろ酔いの体に、ぎゅうぎゅう詰めの満員電車は想像以上に堪えました。せっかく温泉で癒やされたはずが、最後の最後でどっと疲れてしまい、少々後悔しました。
このように、湯上がりにキンと冷えたビールを一杯、という誘惑は魅力的ですが、飲み過ぎにはくれぐれも注意が必要です。もしお酒を楽しむのであれば、電車の混雑時間帯を避けるか、量を控えめにするなど、スマートな計画を立てるのが賢明です。せっかくのリフレッシュが、移動のストレスで台無しにならないよう、十分に気をつけましょう。
いかがでしたか? 次回日帰り温泉へ行く際は、ぜひ空いてる時間である平日16時頃を狙ってみてください。きっと、これまでの温泉体験とは一味違う、格別のリラックスタイムがあなたを待っているはずです。
最高の温泉タイムで、日頃の疲れを癒やしてくださいね!